「ミルクを飲んだ後、赤ちゃんが苦しそう…」「なかなかゲップが出なくて心配…」
新生児の授乳後、ゲップをさせるのは大切なことですが、初めてだと戸惑うことも多いですよね。でもご安心ください。ちょっとしたコツを掴めば、誰でも簡単にゲップを出させてあげることができます。
今回は、赤ちゃんのゲップの出し方と、なぜゲップが重要なのかについて解説します。
なぜゲップをさせる必要があるの?
赤ちゃんはミルクを飲む際に、どうしても一緒に空気を飲み込んでしまいます。この空気がお腹に溜まると、お腹が張って苦しくなったり、機嫌が悪くなったり、吐き戻しの原因になったりします。ゲップをさせることで、この余分な空気を外に出してあげ、赤ちゃんを快適な状態にしてあげることができるのです。
赤ちゃんのゲップの出し方:3つの基本姿勢
赤ちゃんのゲップを出すには、お腹に軽く圧をかけ、背中を優しく刺激するのがポイントです。
1. 肩に担ぐ「縦抱き」
最も一般的で、効果的な方法です。
- やり方:
- 赤ちゃんを縦抱きにして、肩の上に頭を乗せます。
- 赤ちゃんの両脇を片方の手でしっかり支え、もう片方の手で背中を優しくトントンと叩いたり、さすったりします。
- 赤ちゃんの体がぐらつかないように、しっかりと支えましょう。
- ポイント:
- 赤ちゃんの顎が肩に当たって呼吸を妨げないように、少しずらしてあげましょう。
2. 座らせる「ひざの上抱っこ」
ママやパパのひざの上に座らせて行う方法です。
- やり方:
- 赤ちゃんをひざの上に座らせ、体を少し前に傾けさせます。
- 片方の手で赤ちゃんの顎を支え、もう片方の手で背中を優しくトントンと叩いたり、さすったりします。
- ポイント:
- 赤ちゃんの体が前に倒れすぎないように、しっかりと支えましょう。
3. うつ伏せにする「ひじの上抱っこ」
赤ちゃんのお腹に圧をかけることで、ゲップを促す方法です。
- やり方:
- 片腕をひじから先まで使い、赤ちゃんの体をうつ伏せにして抱っこします。
- 赤ちゃんの頭はひじのあたりに、お腹が腕に乗るようにします。
- もう片方の手で背中を優しくトントンと叩いたり、さすったりします。
- ポイント:
- ゲップが出やすい姿勢ですが、赤ちゃんが苦しそうにしていないか注意深く見守りましょう。
ゲップが出ない時の対処法と注意点
「何度やってもゲップが出ない…」そんな時は、無理に続けなくても大丈夫です。
- 姿勢を変えてみる いくつかの姿勢を試してみましょう。赤ちゃんが一番リラックスできる姿勢が見つかるかもしれません。
- しばらく様子を見る ゲップが出なくても、機嫌が良く、苦しそうにしていなければ心配ありません。しばらくして、自然とゲップが出ることもあります。
- 縦抱きで寝かせる もし寝てしまったら、すぐに横に寝かせるのではなく、少しの間縦抱きにしたまま様子を見ましょう。吐き戻しを防ぐことができます。
赤ちゃんのゲップは、授乳の大切なルーティンの一つです。焦らず、ゆっくりと向き合ってあげてくださいね。もし不安なことがあれば、かかりつけの小児科医や助産師に相談しましょう。
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