子どもは環境から学び、親の姿勢や生活習慣をそのまま吸収します。
だからこそ、日々のちょっとした習慣が、将来の人格形成に大きな影響を与えるのです。
この記事では、忙しい毎日の中でも無理なく取り入れられる「子育てに良い習慣」を7つご紹介します。
1. 「ありがとう」「ごめんね」を日常的に伝える
子どもにとって一番の先生は親です。
親が「ありがとう」「ごめんね」を素直に口にしている姿を見せることで、子どもも自然と身につけていきます。
たとえば、
- お手伝いをしてくれたら「ありがとう」
- 叱りすぎたと感じたら「ごめんね、言いすぎちゃったね」
こういった姿勢が「共感力」「思いやり」「素直さ」を育てていきます。
2. 朝と夜に「安心のルーティン」をつくる
毎日決まった流れの中で過ごすことは、子どもにとって心の安定につながります。
朝の例:
- 「おはよう」のハグ
- 一緒に朝ごはんを食べる
- 行ってきますのハイタッチ
夜の例:
- お風呂のあとに絵本を読む
- 一日の楽しかったことを一緒に振り返る
こうしたルーティンは、子どもに「自分は大切にされている」という安心感を与えます。
3. 「できたこと」を見つけて褒める
子育て中、どうしても「できていないこと」に目が向きがちです。
しかし、子どもの自己肯定感を育てるには「できたこと」に注目するのがポイントです。
たとえば…
- 靴をそろえて脱いだ
- 自分からあいさつした
- ケンカしたけど謝れた
小さな成長も見逃さず、「○○ができたね!すごいね」と声をかけてあげてください。
4. 「感情」を言葉にしてあげる
子どもは自分の感情をうまく言葉にできないことがよくあります。
そんなときは親が代弁してあげることで、感情を整理する力が育ちます。
たとえば…
- 「今、悲しかったんだね」
- 「イヤだったんだよね。言ってくれてありがとう」
- 「怒ってるんだね、わかるよ」
この習慣が、感情のコントロール力や表現力を育てます。
5. 一緒に「失敗を楽しむ」
子どもは失敗を恐れてチャレンジを避けるようになります。
でも「失敗は学びのチャンス」と親が楽しんでいる姿を見せれば、子どもも前向きに挑戦するようになります。
例:
- ケーキ作りに失敗して「これも経験だね!」
- 絵を描いてグチャグチャになっても「芸術的で面白いね!」
成功体験だけでなく、失敗体験も大切にする習慣を一緒に持ちましょう。
6. スマホを置いて「目を見て話す」
子どもが話しかけてきたとき、スマホを見ながら返事をしていませんか?
「自分の話は大事にされていない」と感じてしまう可能性があります。
できるだけ、
- 子どもが話すときは手を止めて目を見る
- 話の最後までしっかり聞く
- 共感してからアドバイスする
このような関わりが、子どもの自己価値感と信頼感を育てます。
7. 親自身が「学び続ける姿勢」を見せる
子どもは、親が勉強している姿や何かに挑戦している姿を見ると、「学ぶことは楽しいこと」だと感じます。
たとえば、
- 本を読んでいる
- 新しいことに挑戦している
- 失敗しても前向きに取り組んでいる
そんな背中が、子どもにとって最高の「教育」です。
まとめ:習慣が子どもを育てる
子育ては一朝一夕で結果が出るものではありません。
でも、毎日のちょっとした習慣が積み重なって、子どもの心を育てます。
今日ご紹介した「子育てに良い習慣」はこちら:
- ありがとう・ごめんねを日常に
- 安心できる朝夜のルーティン
- できたことを見つけて褒める
- 感情を代弁してあげる
- 失敗を一緒に楽しむ
- 目を見てしっかり話す
- 親自身が学ぶ姿を見せる
無理せず、できるところから始めてみてください。
子育ては大変ですが、少しずつの積み重ねが大きな愛情となって子どもに伝わります。
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