「自分をもっと好きになる」ための小さなやめる勇気
「なんだか自分に自信が持てない」
「些細なことで落ち込んでしまう」
「人からの評価が気になって仕方ない」
こんな気持ちを抱えていませんか?
実はそれ、自己肯定感が下がっているサインかもしれません。
私たちの心は、ちょっとした言葉や行動、思考のクセに大きく影響を受けています。
そして、自分でも気づかないうちに“自分を傷つける習慣”を持っていることが多いのです。
でも安心してください。
自己肯定感は「生まれつきのもの」ではなく「育てるもの」。
そして育てるためには、まず“下げている原因”を取り除くことから始まります。
今回は、自己肯定感を下げないために「辞めた方がいい習慣」を7つご紹介します。
どれも今日からやめられることばかりです。
あなたが少しでもラクに、前向きに生きられるよう、心をこめてお届けします。
1. 他人と比較することをやめる
「同期はもう昇進してるのに、私はまだ…」
「インスタのあの人、毎日キラキラしてて羨ましい」
気づけば、つい他人と自分を比べて落ち込んでしまっていませんか?
比較は、自己肯定感を著しく下げる大きな要因です。
なぜなら、比較には“終わり”がないから。
上には上がいる、完璧な人間なんていないと頭ではわかっていても、比べれば比べるほど「自分が劣っている」と感じてしまいます。
自分の価値は、他人と比べて決まるものではありません。
あなたは、あなたにしかない価値を持っているのです。
✅ 実践ポイント:
- 比較しそうになったら、深呼吸して「私は私」と唱えてみる
- 昨日の自分と今日の自分を比べてみる(自己成長に目を向ける)
2. 完璧主義をやめる
「ミスをしたら終わり」
「100点じゃなきゃ意味がない」
そんな完璧主義の考え方をしていませんか?
完璧主義は、一見向上心が高いように見えますが、実は“自己否定の罠”でもあります。
なぜなら、少しでも理想から外れると「ダメだ」と自分を責めてしまうからです。
誰だってミスはするし、失敗もする。
70点でも上出来。50点でもスタートできた自分は素晴らしい。
✅ 実践ポイント:
- 「まずはやってみる」ことに価値を置く
- 100点ではなく「60点でも提出する勇気」を持つ
- ミスをしても「学べた」と自分に言ってあげる
3. できなかったことばかりに目を向けるのをやめる
1日が終わったとき、「あれもできなかった」「結局何も進んでない」と落ち込んでしまうことはありませんか?
でも、よく思い出してみてください。
「起きて仕事に行った」「洗濯した」「友達のLINEに返信した」
全部、小さな「できたこと」です。
できなかったことばかりに目を向けると、自信が削れていきます。
反対に、「できたこと」にフォーカスすることで、「私は頑張ってる」と認識できるようになります。
✅ 実践ポイント:
- 夜寝る前に「今日できたことを3つ書き出す」
- たとえ当たり前のことでもOK(朝ごはんを食べた、でも十分)
4. 自分を否定する言葉をやめる
「私って本当にダメだな」
「どうせまたうまくいかない」
こんな言葉を、自分に向けていませんか?
言葉には力があります。
それがたとえ“心の中の独り言”であっても、自分へのダメージは大きいのです。
自己肯定感を育てるには、「言葉の選び方」を変えることが大きなカギ。
まずは「自分を傷つける言葉」に気づくことから始めてみましょう。
✅ 実践ポイント:
- 否定的な言葉が出たら「でも、頑張ってるよね」と肯定を添える
- 「私は○○ができるようになってきた」と前向きな表現に言い換える
5. 嫌な人に無理して合わせるのをやめる
本当は苦手なのに、空気を読んで笑顔を作る。
無理して付き合いを続けてしまう…。
そんな経験はありませんか?
自己肯定感が低い人ほど、「嫌われたくない」「いい人でいなきゃ」と他人を優先しがちです。
でも、それではいつまでも「本当の自分」は置き去りになります。
人間関係は、距離があってもいい。
「無理して付き合わない」という選択は、あなたを守る強さです。
✅ 実践ポイント:
- 「この人と話すと疲れるな」と感じたら距離を置いてみる
- 「嫌われても仕方ない」と自分の気持ちを優先する練習を
6. 頑張りすぎるのをやめる
「もっとできるはず」
「もっと頑張らないと」
そんなふうに自分を追い詰めていませんか?
頑張ることは素晴らしいことです。
でも、ずっと全力疾走では、いつか心が壊れてしまいます。
休むことは、決して怠けではありません。
エネルギーを充電するために必要な時間です。
✅ 実践ポイント:
- スケジュールに「何もしない時間」を意識的に入れる
- 「今日はこれだけできたからOK」と自分に合格を出す
7. 自分の感情を押し殺すのをやめる
悲しいときに「平気なふり」をしてしまう。
怒っているのに「我慢」してしまう。
そんな癖、ついていませんか?
感情は押し殺すと、必ずどこかで溢れ出します。
そして、その溢れた感情が「なんで私はこんなにイライラしてるの?」と、自己否定につながってしまうのです。
感情にフタをしないでください。
どんな感情も、大切な「心のサイン」です。
✅ 実践ポイント:
- 嫌だったこと、悲しかったことを日記に書き出す
- 「○○されたから、悲しかった」と感情に名前をつけて認める
最後に:やめることから、自分を取り戻す
「もっと頑張らなきゃ」
「こんなんじゃダメだ」
「どうせ自分なんて…」
そんな思考が日常に染みついていたら、自己肯定感はどんどん削られていきます。
でも逆に、今まで無意識にやってきた“自分を傷つける習慣”をやめていくだけで、少しずつ、自分のことが好きになっていけるのです。
誰かに認められなくても大丈夫。
あなたは、あなた自身を認めてあげられればいいのです。
今日からひとつでいい。
辞められることから始めてみてください。
あなたは、すでにその価値がある人です。
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